ジュニア京都観光大使

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ジュニア京都観光大使のGOGO体験レポート 新たな魅力発見!山科散策 安祥寺~琵琶湖疏水~毘沙門堂

昔から交通や文化の重要な拠点で,多くの名所旧跡が点在する山科エリアを歩きました。

安祥寺の本堂

今回の活動は山科の散策です。まずは,平安時代に創建されたという歴史あるお寺・安祥寺からスタートしました。
安祥寺は,2019年に「五智如来坐像」(京都国立博物館寄託)が新たに国宝に指定されたことで話題になりました。通常は非公開のお寺ですが,特別公開期間中に藤田ご住職に境内をご案内いただき,ご本尊の「十一面観音菩薩立像」を間近で拝観することができました。

安祥寺をご案内いただいた藤田ご住職

お寺の歴史よりも古い奈良時代から伝わる仏像で,重要文化財に指定されています。カヤの木からつくられていて,仏像がつくれるほどの大木に育つまでの時間と仏像になってから今日までの時間を合わせると,約3千年の命を繋いでいる仏様だそう。そんな仏像を目の前にして,大使たちは山科の悠久の歴史を実感しました。

境内にはかつて多宝塔という建物が建っていたそうで,その跡地へ行ってみました。国宝となった「五智如来坐像」を祀っていた立派な多宝塔でしたが,残念ながら明治時代に火災で焼失。今は基壇だけが残っていました。幸い,仏像は火災の前に京都国立博物館に寄託されていたため難を逃れました。

安祥寺の次は,京都市教育委員会生涯学習部の畠田さんの案内で,琵琶湖疏水沿いを散策しながら毘沙門堂へ向かいました。道の途中では,山科の歴史や地名の由来などについてお話を聞きました。

この辺りには,「大化の改新」で知られる中臣鎌足(なかとみのかまたり)が住んでいた「陶原(すえはら)の館」がありました。そこが後に「山階寺(やましなでら)」と呼ばれるようになり,現在の地名・山科の由来になったのだそうです。山階寺は,後に奈良に移転して興福寺となりました。

山科は昔から京の都と東国を結ぶ交通の要所。かつては東海道を人や物が往来し,明治・大正期は琵琶湖疏水が舟運を担い,現代は国道1号や高速道路,JRの在来線・新幹線が東西を結んでいます。

そして散策の終点,毘沙門堂へ。創建は飛鳥時代にまで遡るという古いお寺で,ご本尊に七福神の一つ毘沙門天を祀ることからこの名がついたそうです。皇族や公家が住職を務めた格式高い「門跡寺院」の一つで,山科随一の紅葉名所としても知られています。ピークは過ぎていましたが,美しい紅葉を楽しんで,今回の散策を終えることができました。

山科はもちろん,京都のまちにはたくさんの魅力的なスポットがあります。皆さんが暮らす地域でもぜひ,探してみてください。

安祥寺
平安時代前期の848年に創建。弘法大師を祖とする高野山真言宗の寺院。皇室とのゆかりが深く,一時は山科一帯に広大な寺領を持つ大寺院であったと伝わっています。


[住所] 山科区御陵平林町22[電]581-0853(通常非公開)
[HP] https://anshouji.or.jp

毘沙門堂
創建は飛鳥時代の703年。当初は上京区の出雲路に開かれ,後に山科に移転。皇族や有力貴族の子弟が門主を務める門跡寺院となりました。


[住所] 山科区安朱稲荷山町18 [Tel] 075-581-0328 [時間] 9:00〜17:00(12〜2月は9:00〜16:30)
[料金] 小・中300円,高400円,一般500円 [HP] http://bishamon.or.jp

答え A.小野小町
平安時代の6人の代表的な歌人「六歌仙」の一人で,小倉百人一首の『花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに』が有名。山科区小野が出身地という伝承があり(諸説あり),同地の随心院には小町ゆかりの史跡が残っています。

参加したジュニア観光大使

  • 井関 剣慎さん
    井関 剣慎さん
    (花背小中7年)

    安祥寺観音堂の仏像の壮厳さや恵運上人の話が心に残りました。私は自分の住む花背地域のような山間部の魅力も伝えていきたいと思っているので,今回の活動は特に学びにつながったと感じており,生かしていきたいと思いました。

  • 磯﨑 将元さん
    磯﨑 将元さん
    (嵯峨中1年)

    畠田先生から藤原鎌足と山科との関係を教えてもらい,山科は由緒ある土地だと思いました。また,毘沙門堂には勅使門や提灯など歴史を感じさせるものがあり,これからも山科の魅力を探ってみたいと思いました。

  • 井手 真之介さん
    井手 真之介さん
    (深草小6年)

    安祥寺の観音堂では十一面観音菩薩立像を見て,神秘的に感じました。1本の木から作られたということが印象に残りましたが,どこのお寺から移されたか分からないなど謎が多いので,いつか謎が解明されるといいなと感じました。

  • 塩田 梨央さん
    塩田 梨央さん
    (桃陵中1年)

    山科の深い歴史を学びながら美しい自然を感じることができて,身近にとても素敵な場所があることを知りました。安祥寺の観音様を前に,人に優しく,何ごとにも一生懸命に取り組んで行こうと思いました。

  • 田川 悠さん
    田川 悠さん
    (桃山中1年)

    安祥寺ご住職の「木の樹齢が二千年,像が作られて千年,合計で三千年,この像は生きておられます」という言葉が特に印象に残っています。この仏像は,この先もまた何千年もの未来を生きて行くのだと思うと心が震えました。

  • 中塚 陽葵さん
    中塚 陽葵さん
    (嘉楽中1年)

    山科の地に中臣鎌足が住んでいて,山階寺というお寺を建て,それがのちに奈良の興福寺の元となったというお話を聞きました。山科の地が,そんな昔から歴史の中心人物と関わりがあったことを知り,大変驚きました。

  • 西河 菫絵さん
    西河 菫絵さん
    (西京高校附属中1年)

    散策の中で,山科の地が古代から魅力的な土地だったことが分かりました。また,安祥寺川と疏水が立体交差する箇所が日本初の煉瓦造りの橋だと知り,日本独自の文化と欧米の文化の融合だなぁ…と感じました。

  • 橋本 実也美さん
    橋本 実也美さん
    (御所南小6年)

    一番心に残ったのは十一面観音菩薩立像です。とても大きいことやきれいな状態で保存されていることに驚きました。十一面の顔には私のお父さんにそっくりに見える顔もあれば,とてもきれいなお顔立ちのものもあり不思議な感じがしました。

  • 牧野 泰陽さん
    牧野 泰陽さん
    (西京極中1年)

    安祥寺川と疏水が立体交差していて不思議な感じがしました。以前,琵琶湖疏水記念館で疏水のお話を聞いたので,改めて疏水の素晴らしさを実感しました。なかなか山科まで出かける機会がなかったのですが,また行ってみたいと思いました。

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