ジュニア京都観光大使

ジュニア京都観光大使とは?

ジュニア京都検定の名人認定者の中から任命されており,京都の魅力を伝えるために観光イベントや様々な伝統文化の体験などに参加しています。
大使の活動の様子や感想などは,情報誌「GoGo土曜塾」やこのページから発信します。

君もジュニア京都観光大使をめざしてみよう!ジュニア京都検定についてはこちら↓

歴史都市・京都から学ぶ ジュニア京都検定

ジュニア京都観光大使のGOGO体験レポート 嵯峨嵐山文華館で嵐山ゆかりの芸術に触れる

小倉百人一首や日本画など嵐山にゆかりのある芸術や文化を展示する嵯峨嵐山文華館。
昨秋リニューアルオープンしたばかりの,嵐山の注目スポットへ行ってきました!※取材時の企画展は終了しました。

集合写真

今回,ジュニア京都観光大使が訪れたのは,小倉百人一首が生まれた地と伝わる小倉山の麓にある嵯峨嵐山文華館。古来,人々を魅了してきた名勝・嵐山ゆかりの芸術や文化に触れられるミュージアムです。

ミュージアム外観

ご案内いただくのは学芸員の岡田秀之さん。まずは常設展の「百人一首ヒストリー」からスタートです。およそ800年前に,小倉山の山荘・時雨亭(しぐれてい)で藤原定家が選んだとされる「小倉百人一首」。大使の中には,50首,70首知っているという強者も!

学芸員の岡田さん
学芸員の岡田さん

常設展では,歌人100人の愛らしい人形がずらりと並ぶ展示や,江戸時代の絵かるたなど貴重な資料も展示されていて,百人一首の誕生から現代の競技かるたまで,その歴史や魅力に触れることができました。

歌人の人形

江戸時代の絵かるた

取材時の企画展では,葛飾北斎(かつしかほくさい)や与謝蕪村(よさぶそん),竹内栖鳳(たけうちせいほう)などの名だたる芸術家が嵯峨嵐山を舞台に描いた日本画や俳句を,120畳もある大広間などにずらりと展示。「どれか1点,自分が好きな絵を選んでください」との岡田さんの言葉に,大使たちはたくさんの作品を真剣に見つめ,それぞれ選んだ絵とその理由を発表しました。

企画展の鑑賞
嵐山をテーマにした日本画の数々を鑑賞

大広間は競技かるたの会場になることも
名画が並ぶ120畳の大広間

鑑賞のあとは,こうした作品展示を支えている「学芸員」とはどんな仕事なのか,その一部を岡田さんに教えてもらいました。学芸員の仕事は大きく分けて3つ。その文化財や芸術品がどのような作品なのかを調べる「調査」,さらに深く掘り下げる「研究」,そして作品の価値を世に広く伝える「教育・普及」です。ミュージアムでどのように展示するかも,学芸員が作品の背景を踏まえて考えるそうです。

続いて学芸員の仕事体験がスタート

貴重な歴史資料であり美術品でもある作品を傷つけず,大切に取り扱う技術も必要です。そこで,大使たちは掛け軸や巻物の収納体験にチャレンジ! 両手で軸先を持ち,まっすぐに巻いていく作業なのですが,すぐにずれたり,たわんでしまったり…。岡田さんの手慣れた様子を見ていると簡単そうなのに,やってみると実はとても難しい!学芸員は知識だけでなく,こうした熟練の技術も大切なのだと知りました。

掛け軸の巻き上げ作業
ほどよい力加減で真っ直ぐ…

巻物の収納,簡単そうだと思ったけど…

百人一首誕生の地で日本の文化に触れ,その文化を守り繋ぐ学芸員の仕事を学んだ貴重な1日となりました。今回の取材を通じて,大使たちは美術館や博物館に展示されている作品への見方も変わったと言います。

嵯峨嵐山文華館
「百人一首殿堂 時雨殿」を改装し,2018年11月にリニューアルオープン。百人一首に関する常設展や季節ごとの企画展など多彩な展示が行われている。

住所
右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
TEL
882-1111
HP
http://www.samac.jp

 
企画展「Songs −定家の書・芭蕉の句・夢二のうた−」
開催中〜5月12日(日)まで
藤原定家筆「小倉色紙」や松尾芭蕉の「ふる池や」(自筆短冊),竹久夢二の作品など,さまざまな歌のかたちを展示。

クイズ 小倉百人一首の選者は?A 藤原鎌足 B 藤原道長 C 藤原定家

答え C 藤原定家(ふじわらのていか)
鎌倉時代初期の歌人で,小倉百人一首だけでなく和歌や古典に重要な足跡を残した人物です。

答え 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ 権中納言定家

 

参加したジュニア観光大使

  • 画像
    池内春奈さん
    (八条中1年)

    巻物を実際に触ったのは初めてで,巻物を広げる,巻き直すという作業はすごく難しかったです。学芸員さんはこの作業を,作品の所有者とお話をしながらすると聞き,すごいなと思いました。

  • 画像
    中西凜々子さん
    (立命館宇治中1年)

    特に印象的だったのが,120畳の大きな和室での展示です。座って作品を見る,自分の家のようにリラックスして見てほしいなど,展示方法にも学芸員さんの思いが詰まっていると知って奥深いなと思いました。

  • 画像
    原毛希椛さん
    (西賀茂中1年)

    私がいちばん好きだと思った虎の絵は,遠くから見ると毛がふさふさして見えました。近くで見ると毛がとても細かく描かれていて驚きました。巻物を巻く体験も,思っていた以上に難しくてびっくりです。

  • 画像
    藤澤壮さん
    (灘中1年)

    素晴らしい日本画がたくさんあって,その中から自分の好きな絵を見つけることができました。巻物の収納体験も,普段はなかなかできない貴重な体験をさせてもらえて嬉しかったです。

  • 画像
    山本空さん
    (下京中1年)

    今回の体験を通じて,学芸員さんがいるからこそ僕らはミュージアムで作品を見ることができるんだということが分かりました。いつもはただ見るだけだった作品も,今後は見方が変わるなと思いました。

  • 画像
    山本登眞さん
    (西京高校付属中1年)

    「自分の好きな絵」に与謝蕪村の俳句と絵,両方が重なり合った作品を選びました。聞かれて初めて自分の好きな絵を探しながら鑑賞し,好きだと思える作品と出合えて嬉しかったです。

PageTop