ジュニア京都観光大使

ジュニア京都観光大使とは?

ジュニア京都検定の名人認定者の中から任命されており,京都の魅力を伝えるために観光イベントや様々な伝統文化の体験などに参加しています。
大使の活動の様子や感想などは,情報誌「GoGo土曜塾」やこのページから発信します。

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歴史都市・京都から学ぶ ジュニア京都検定

ジュニア京都観光大使のGOGO体験レポート きもの着付けと和文化体験にチャレンジ!

京都御苑の東南エリアに位置する「京都仙洞(せんとう)御所」は,江戸時代の初めに造営された上皇のための御所。今回は6名のジュニア京都観光大使が訪ね,宮廷文化を学んできました。

南池
南池

17世紀の初め,後水尾天皇が上皇になられた際に造営された京都仙洞御所(令和元年5月1日,仙洞御所から改称)。宮内庁京都事務所では,京都市内の小中学校などを対象に皇室関連施設で歴史や宮廷文化を学ぶ学習プログラムを実施しており,今回はその一環で京都仙洞御所を学習させてもらうことに。初訪問の京都仙洞御所に,大使たちが足を踏み入れます!

行ってきます!

京都仙洞御所は嘉永7年(1854年)の大火で焼失したのを最後に再建されていないため,現在は二つの茶室と南北に広がる庭園だけが往時の面影を伝えています。約10分間のビデオ鑑賞で基本の知識を頭に入れたら,宮内庁職員・田村国男さんの案内で約1㎞,60分ほどの参観コースに出発です。


まず向かったのは,京都仙洞御所の北西に隣接する京都大宮御所。こちらは現在,天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下が入洛された際の御宿泊所として用いられている場所です。玄関の御車寄(おくるまよせ)から見ると和の趣きですが,建物内は絨毯が敷かれ,シャンデリアやベッドなどもある洋風と聞いて大使たちもびっくり。御車寄の奥につながる御常御殿の建具がガラス戸で,和洋折衷の雰囲気が感じられました。

京都大宮御所 御車寄
京都大宮御所 御車寄
京都大宮御所 御常御殿
京都大宮御所 御常御殿

そして,いよいよ京都仙洞御所へ。江戸時代初めの寛永7年(1630年)に造営され,南北に広がる回遊式の庭園は作庭の名人だった武将・小堀遠州が手掛けました。参観は北池からスタート。六枚橋が架かる阿古瀬淵(あこせがふち)があり,その北側には紀貫之(きのつらゆき)の邸宅跡を示す石碑が立っています。当時の様子を描いた絵図を用いて説明してくれる田村さんの話に大使たちも真剣な面持ちで耳を傾けています。

北池
北池
阿古瀬淵に架かる六枚橋
阿古瀬淵に架かる六枚橋
紀貫之の邸宅跡
紀貫之の邸宅跡

北池の周りは青々と緑が生い茂り,森林浴をしているような清々しさ。大使たちも周りの緑を楽しみながら歩いています。「雨が降ると地面の苔がきらきらと光り,とてもきれいです」(田村さん)

北池

続いて南池へ。季節になると藤が美しく咲く八ッ橋を渡り,醒花亭(せいかてい)へ。ここは庭園の最も南に位置する茶室。名前は唐の詩人・李白の詩から取られているとか。建物には四畳半の書院と五畳の縁側があり,その境に敷居がない点が特徴だといいます。

南池
南池
藤棚の下を歩く八ツ橋
藤棚の下に架かる八ツ橋
茶室・醒花亭
茶室・醒花亭


コースはもう終盤。約12万個というたくさんの石が敷き詰められた南池の洲浜を右手に見ながら歩くと,明治17年(1884年)に近衛家から献上された茶室・又新亭(ゆうしんてい)に到着。再び京都大宮御所へと戻るルートで,参観コースは終了しました。

南池を囲む洲浜
南池を囲む洲浜

その後,大使たちはこの1時間ほどで目にしたものや聞いたことを振り返り,次々と田村さんに質問。京都仙洞御所の見学は,大使たちの好奇心を存分に刺激したようです。「この見学を通じて,宮廷文化や,それを守る仕事にも関心を持ってもらいたい」という田村さんの言葉もしっかり届いているようでした。

南池
南池

京都仙洞御所
退位された天皇(上皇)のお住まいを仙洞御所と呼びます。現在の京都仙洞御所は,江戸時代初期に後水尾上皇のために造営され,御殿は焼失しましたが,美しい庭園と茶室が残っています。


[申込] 往復はがきかHPで事前予約,または当日受付(先着順)※詳細はHP参照
[料金] 無料
[年齢] 18歳以上
[休日] 月曜日(祝日の場合は翌日)
[問合せ] 宮内庁京都事務所参観係(京都市上京区京都御苑3)
[Tel.] 211−1215
[HP] http://sankan.kunaicho.go.jp/

参観学習については,学校を通じて宮内庁京都事務所へお問い合わせください。

クイズ! 京都仙洞御所の庭園を造ったのはだれ?

答え 小堀遠州
茶の湯に通じ,建築や造園を得意とした江戸時代前期の武将。京都仙洞御所のほか駿府城(静岡県)など各地に遠州が手がけた茶室や庭園が残っています。

参加したジュニア観光大使

  • 小藪夏陽さん
    小藪夏陽さん
    (西京高校附属中2年)

    美しい景色や建物を維持できているのも,職員の皆さんが努力をされているからこそ。改めて遺産を引き継ぐことの意義を感じました。新しい令和の時代を迎え,皇室についても関心を持って学んでいきたいです。

  • 原毛希椛さん
    原毛希椛さん
    (西賀茂中2年)

    これまでは知らなかったことを自分の目で見て,学べて楽しかったです。特に心に残っているのは,南池の風景です。木々や鳥を含めた自然と,八ッ橋という人の手が加わったものが融合し,きれいでした。

  • 藤澤 壮さん
    藤澤 壮さん
    (灘中2年)

    これまで,職員の方々がどういった仕事をしているのか知りませんでした。ですが,今日は庭の手入れや建物の管理などについて,いろいろなお話を聞けて良かったです。京都の古い歴史と美しい景色に触れられた時間でした。

  • 村川 和さん
    村川 和さん
    (向島秀蓮小中7年)

    京都仙洞御所の場所も名前も知らなかったのですが,勉強になりました。醒花亭では間近に室内を拝見できたのが良かったです。きれいな庭園に日本本来の美を感じました。



  • 山本 空さん
    山本 空さん
    (下京中2年)

    印象的だったのは北池です。小道を抜けると,視界が開けて池が見える空間の広がりに驚かされました。また,コースには木の根が見える箇所もあったのですが,そこから感じたのは植物の力強さ。日本人の美への感性と自然の美しさが伝わる庭園です。

  • 山本登眞さん
    山本登眞さん
    (西京高校附属中2年)

    本来,18歳以下は参観を受け付けていない京都仙洞御所に来ることができ,いい経験になりました。借景としての比叡山,歩いて回れる回遊式大庭園を体感できて幸せです。又新亭の落ち着いた雰囲気や,醒花亭の斬新な意匠にも感銘を受けました。

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