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ジュニア京都文化観光大使

ジュニア京都文化観光大使とは?

京都の魅力を伝えるために観光イベントや様々な伝統文化の体験などに参加しています。
大使の活動の様子や感想などは,情報誌「あつまれ!京わくわくのトビラ」やこのページから発信します。
(令和2年度までは、ジュニア京都観光大使という名称で活動)

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ジュニア京都文化観光大使のWAKUWAKU体験レポート
京都仙洞御所を見学!

宮廷文化を彩る美しい庭園

庭園写真
ひ、広い!!!

ジュニア大使たちが集合したのは京都御苑の中。今回は、京都仙洞御所を見学します。入り口は、茶色の塀(築地塀)と立派な門が立つ重厚なたたずまい。朝の凛とした空気も相まって、厳かな雰囲気です。

江戸時代に造営された上皇・皇太后の御所

案内していただいたのは、宮内庁京都事務所の職員・小林珠実さん。まずは基礎知識のレクチャーから。

「仙洞御所というのは上皇のお住まいのことです。「上皇」というのは、天皇という立場を次の方に譲った方のことを言います。大宮御所とは上皇の后である皇太后のお住まいのことです。現在は皇太后と呼ばずに上皇后とされています」とのこと。
京都仙洞御所は約7万5000㎡、京都大宮御所は約1万6000㎡。京都御苑にはこのほか、天皇のお住まいだった京都御所もあります。

今の場所に京都仙洞御所が造られたのは江戸時代の初め、寛永7年(1630年)。後水尾(ごみずのお)上皇によって造営されました。その後、何度も焼失と再建を繰り返し、嘉永7年(1854年)の大火でほとんどの建物は焼失しましたが、一部の建物と庭園が宮廷文化の雅を今に伝えています。京都大宮御所も同じく嘉永の大火で焼失しましたが、慶応3年(1867年)に造営された御殿が現在も残っています。

基礎知識のレクチャーの様子
まずは基礎知識を学びました

現在も皇室の方が使用される京都大宮御所

まずは京都大宮御所の御常(おつね)御殿へ。「ここが玄関に当たる御車寄(おくるまよせ)です」と小林さん。これが玄関!? と大使たちが驚くほどの大きな建物です。

屋根の形が印象的!
御常御殿
御常御殿の御車寄
玄関がこの大きさ!

建物の南側へ回ると、伝統的な和風の建物にガラス窓とカーテンが見えました。
「ここは大正時代にリフォームされ、畳が絨毯に変えられていて、ベッドや冷暖房もあります」。
現代でも生活しやすい造りになっていて、今でも皇室の方が京都に来られたら宿泊されるのだそうです。

御常御殿の御車寄の南側
建物の中は洋風の住まいにリフォーム
ガラス窓とカーテン

大きな池の周囲に美しい景色が点在する京都仙洞御所

続いて、隣接する京都仙洞御所へ。まずは大きな北池を中心に広々とした景色が広がります。

北池
京都御苑の中にこんなお庭があったなんて!
池の畔を歩きます。
池の畔

小林さんに案内されて、池の周囲を巡ります。緑に覆われた小道を進んでいくと、六枚橋と呼ばれる石橋や藤棚に覆われた八ツ橋、嘉永の大火を免れた茶亭・醒花亭(せいかてい)など、風情のある見どころがたくさんありました。

北池と六枚橋
京都の真ん中にこんな場所があるなんて!
藤の花が満開の風景も見てみたい!
八ツ橋と藤棚
茶亭・醒花亭
京都仙洞御所で 一番古い建物です。

「桜町上皇が歌人・冷泉為村(れいぜいためむら)に撰ばせた『仙洞十景』という美しい景色は、京都仙洞御所の見どころのひとつです」と小林さん。現在では見られない景色もありますが、北池の「古池の款冬(やまぶき)」や、南池の端にある「茶亭・醒花亭」から望む「醒花亭の桜」も「仙洞十景」に撰ばれた景色です。

南池の水際に同じ大きさの丸い石がたくさん敷き詰めた洲浜(すはま)も印象的でした。「この洲浜には約11万1000個もの石が使われています。形や大きさがそろった石を集めるために、石一個と米一升を交換したことから「一升石」と呼ばれているんですよ」と小林さん。

同じ大きさの丸石がぎっしり!
洲浜
同じ大きさの丸石がぎっしり!
洲浜

京都仙洞御所を見学し、京都に息づく宮廷文化に触れ、その美しさを実感した大使たち。桜、藤、紅葉、雪など季節ごとの景色もぜひ見てみたいですね。

宮内庁京都事務所は、京都市内の小中学校などを中心に京都御所などの皇室関連施設で歴史などの学習を実施しています。
今回はその一環として、ジュニア大使たちも特別に学習させてもらいました。

京都仙洞御所が作られたのはいつ?

答え B.江戸時代

上の記事にもあるように、京都仙洞御所は江戸時代の初めに後水尾上皇のために造営されました。
京都大宮御所は、後水尾上皇の后だった東福門院のために造営されたものが始まりです。

仙洞とは「仙人の家」 という意味だそうです!

参加したジュニア京都文化観光大使

※所属・学年は取材時

  • 磯部 葉月さん

    磯部 葉月さん
    (京都市立嵯峨小6年)

    京都仙洞御所は回遊式庭園になっていて、歩きながらいろいろな角度から四季折々の景色を楽しめ、どの季節でも楽しい場所だと思いました。京都大宮御所は今も皇室の方々が使われていることもあり、厳かな雰囲気でさまざまな空気感が味わえました。長い歴史を歩んできた庭園と建物を見に行ってみてください。

  • 井出 馨さん

    井出 馨さん
    (京都市立北白川小6年)

    京都仙洞御所で心に残ったのは、石一個につき米一升を支払う約束で集めさせた約11万個の「一升石」、小野小町と大伴黒主のエピソードが残る「草紙洗の石」のほか、「六枚橋」など、面白い名前の石たちです。昔の建物に現代のガラスやカーテンが組み合わされた京都大宮御所は、和洋折衷を感じられました。

  • 荻野 陽太さん

    荻野 陽太さん
    (京都市立嵐山東小6年)

    京都仙洞御所には池や山のような自然が多く、その中にポツンと醒花亭や又新亭(ゆうしんてい)が立っており、それが派手でなく、自然とも調和しているのをみて心が惹かれました。ここに昔住んでいた上皇や、それを保護している人たちの想いが詰まっている建物なので、これからもあり続けて欲しいです。

  • 北川 愛美さん

    北川 愛美さん
    (京都市立松尾小6年)

    1630年に建てられた京都仙洞御所は、改修を重ねながら今も上皇・上皇后陛下が使われていることに驚きました。印象に残った醒花亭の茶の間で、お茶を点ててみたいと思いました。いろいろな和歌に残されているお庭はとても美しく風情があり、どこを見ても歴史を感じることができました。

  • 倉田 和美さん

    倉田 和美さん
    (京都市立唐橋小6年)

    2023年5月15日の葵祭に上皇・上皇后陛下がおこしになり、京都大宮御所にお泊まりになったと聞きました。私たちが拝見したお庭を同じようにご覧になっていると思うと、ありがたいことだなあと思いました。百人一首の歌人である柿本人麻呂や紀貫之、小野小町のエピソードを話してくださり、もっと歴史の勉強をしたいと思いました。

  • 小林 優菜さん

    小林 優菜さん
    (京都市立陵ヶ岡小6年)

    とても自然豊かな場所でした。松竹梅のお庭や藤棚、桜など、いろいろな季節のたくさんの植物があり、いつ訪れてもきれいな景色が楽しめそうだと感じました。鳥の鳴き声も響いており、癒やされました。お庭に奥行きを与える工夫がされているところなどにも驚きました。

  • 下間 瑞紀さん

    下間 瑞紀さん
    (京都市立上賀茂小6年)

    御所は町の真ん中にあるのに、とても静かで広くて驚きました。京都大宮御所の建物は、海外からのお客さまのために内部を洋風にリフォームしたり、今も天皇陛下が来られた時は泊まられると聞いて、古い建物を大切に使っていてすごいと思いました。お庭もすごくきれいだったので、他の季節の景色も見てみたいです。

  • 谷 治輝さん

    谷 治輝さん
    (京都市立柊野小6年)

    京都仙洞御所の庭園を見学して、季節によって庭園の雰囲気が変わると聞いて、仙洞十景が選ばれた理由がよく分かりました。約11万個の丸い石が敷き詰められた洲浜は、丸石を集め一つひとつ真綿で巻いて、京都に運んでいたことから、上皇を大切に思っていたと感じました。

  • 寺垣 沙耶さん

    寺垣 沙耶さん
    (京都市立桃山東小6年)

    京都仙洞御所の庭園で一番印象に残っているのは、丸くて平たい石が敷き詰められていた洲浜です。すべて自然石で、約11万個もあります。条件を満たす石を拾ってきた人には、石一個あたり米一升を与えたそうです。たくさんの人の手がかかったお庭を見学するのは、すごく楽しい時間となりました。

  • 土肥 杏紗さん

    土肥 杏紗さん
    (京都市立上賀茂小6年)

    庭の木や岩の一つひとつに意味があり、とても素晴らしいことが分かりました。雄滝の近くにある平べったい岩にまつわる歌人同士のバトルの話は、水で文字が流れてしまい、嘘をついていたことがバレてしまったくだりが面白かったです。これからも日本の文化を大切にしていきたいです。

  • 西川 樹さん

    西川 樹さん
    (京都市立錦林小6年)

    京都仙洞御所の見学で一番印象に残っているのは、「草紙洗の石」の「ズルをしている」とえん罪を押し付ける場面です。ほかにも、自然にうまく人の手が加えられたきれいな庭園や屋敷が見られて、とてもいい時間が過ごせました。この景色を見に、もう一度行きたいと思っています。

  • 西澤 佐保さん

    西澤 佐保さん
    (京都市立久世西小6年)

    印象的だったのは、京都御苑全体の美しさです。自然豊かで空気もいいところに惹かれました。見学させていただいた京都仙洞御所が、宮内庁によって大切に保存され守られてきたことが分かりました。実は18歳からしか入れないそうなので、次に行くことのできる6年後もこの感動を覚えていたいです。

  • 藤田 朱璃さん

    藤田 朱璃さん
    (京都市立太秦小6年)

    京都仙洞御所があんなに広く、素晴らしいお庭を何百年も美しく保つことができていることに驚きました。宮内庁やお庭を造る技術を持った人が、たくさん働いていることを知りました。かっこよく育つよう、大切に守られているソテツの防寒は印象に残っています。今度は桜が咲いている季節に行ってみたいです。

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